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飯野研究室のホームページ

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−研究目的−

行動の分子レベルでの理解のために

−バックグラウンド−

線虫って何?

−研究内容−

線虫の感覚受容のメカニズムの解明

嗅覚順応のメカニズムの解明

線虫の連合学習の解析

化学走性行動のメカニズムの解析

特定の神経細胞の遺伝子発現の解析

神経回路の働きの解析

生殖細胞形成に関わる遺伝子の同定と解析

化学走性行動のメカニズムの解析

 線虫が好きな化学物質がそばにあると、線虫はその物質に寄っていきます。これが化学走性行動です。線虫は頭部のアンフィドという感覚器で化学物質を感じています。では、線虫はその情報をどう処理し、どういう方法で化学物質の濃度の高い方に進むのでしょうか? 
 これまでの行動学的解析から、線虫は受容する化学物質の濃度が上昇しているときには前進を続けることが多く、受容する化学物質の濃度が低下すると、進む方向を変えるという戦略をとっていることが示唆されています。当研究室では、化学走性行動を行っている線虫を、ビデオトラッキングシステム(video tracking system) で自動的に追尾しながらコンピューターにより画像解析し、行動を数値的に解析しています。この結果、化学走性の新たな行動メカニズムがあることがみつかりました。行動の数値解析をもとに、神経回路の動作原理に迫ることができると考えられます。レーザーにより特定の神経を破壊したり、変異体やトランスジェニック株を用いてビデオトラッキングによる行動解析を行い、神経回路がいかにこの行動を作り出しているかを明らかにする研究を進めています。

装置の説明


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